* 自動翻訳した記事に、編集を加えています。
ビジネスインサイダー誌によると、X(旧ツイッター)を所有するイーロン・マスク氏が法廷闘争を拡大する模様だ。既に反トラスト(独占禁止)法で複数の広告主を提訴しているが、訴訟相手を増やす意向を示している。Xは昨年8月、大手ブランドが共謀して数十億ドルの広告支出を差し止め、反トラスト法に違反したとテキサス州連邦地裁に訴え出た。現在は解散した「責任あるメディアに向けた世界同盟(GARM)」のメンバーがボイコットを組織したと主張する。
現在Xが訴えているのは世界広告主連盟(WFA)をはじめ、CVSヘルス、マース、オーステッド(デンマーク、洋上風力発電)、ツイッチ。当初はユニリーバも含まれていたが、昨年10月に和解が成立、訴訟から除外された。最近の法的書類によると、1月25日までに「新たに複数の被告を加えて」修正訴状を提出するという。
GARMはこの提訴直後に活動を停止。その理由として財政的制約を挙げている。一方WFAは、反トラスト法に準拠した行動だとしてXの主張を否定している。
調査会社カンターの報告書「メディアリアクション」2024年版は、広告主の間でXの評価が急速に失墜している現状を表す。Xがブランドにとって安全性の高いプラットフォームと考えているマーケターは、わずかに4%。X上の広告への信頼度も大幅に下がり、2022年に22%だったのが2024年には12%に。驚くべきことに、今年はマーケターの26%がXへの広告費を削減する予定だという。これは主要プラットフォームの中で最大の「失速」だ。
Xの業績見通しも暗い。調査会社eマーケターによると、2025年の全世界のデジタル広告費に占めるXの割合はわずかに0.2%。14.6%のフェイスブックや7.1%のティックトック/ドウインといった競合他社から大きく後れを取る。
Xの再訴訟のタイミングは、米国政治の転換期と一致する。マスク氏と緊密な関係にあるトランプ大統領の再任が、Xの成長に好影響をもたらすのではという憶測が飛び交っている。
IBMやコムキャスト、ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー、アップル、そしてディズニーなどのブランドは、昨年の米国大統領選の結果を受け、Xへの出稿を注意深く再開した。だが、支出額は以前の水準から遠く及ばない。コムキャストが今年Xに費やした広告費は150万ドル弱。ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーは110万ドル、ディズニーは55万ドル、ライオンズゲート(加、エンターテインメント)は23万ドル、そしてIBMは2000ドル弱にとどまる。
アップルも出稿を一時停止した後、再開した。Xは依然としてカルマショッピング(ショッピングブラウザ)やカンレスシューズ、クイーズ・エンターテインメント(オンラインメディア)といった広告主に大きく依存するが、2024年の広告収入は合わせて6800万ドルに過ぎなかった。Xにとっては少なからず前進かもしれないが、広告収入の伸び悩みは広告主からの信頼回復と収益基盤の安定が依然程遠いことを示している。