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スタグウェル(Stagwell)が、ADKホールディングスの海外マーケティング事業部門であるADK GLOBALの株式を取得する意向を発表した。同社は2024年にグローバル展開戦略の一環として11件の買収を行っており、アジア太平洋地域での買収はADK GLOBALが初。買収後もADK GLOBALブランドは存続する予定だ。
スタグウェルのチェアマン兼CEOであるマーク・ペン氏はCampaignのインタビューに応じ、「今回の買収は再編でなく拡大、つまりアジア太平洋地域での当社のケイパビリティーを強化するために、新たなネットワークを追加することにあります」と語った。
ADKホールディングスの代表取締役社長 グループCEOである大山俊哉氏は声明で、このようにコメントしている。「スタグウェルのグローバルネットワークとデジタルベースのフルサービスを活用し、ADKグループの知見や人材と一体化することで、海外マーケティング事業を展開する日系クライアントを中心としたクライアント企業に対し、より適切なソリューションを提供できるようになります。一方で、アニメやIPなどのコンテンツビジネスにおいては、ADKグループとして『ファングロース戦略』を推進し、新たに体制を強化することで、海外事業のさらなる強化を目指してまいります」。