
* 自動翻訳した記事に、編集を加えています。
ル・モンド紙が発行する週刊誌「M ル・マガジン・デュ・モンド(M Le magazine du Monde)」の英語版、「Mインターナショナル」が3月3日に創刊された。M ル・マガジンで定評ある掘り下げたジャーナリズムや文化評論、そしてハイエンドなファッション、ライフスタイルを中心にアジアの主要市場に的を絞りつつ、世界の読者にアピールを狙う。
アジアはMインターナショナルのグローバル戦略で重要な位置付けで、質の高いジャーナリズムやラグジュアリーなライフスタイルといったコンテンツへの需要に応える。「M インターナショナルはグローバル展開をしますが、韓国や日本、中国といった主要市場はライフスタイル、ファッション、文化、旅、調査報道といった内容を盛り込んだ出版物の発行に、特に適している」とル・モンド・グループのルイ・ドレフュスCEO。「これらの市場は長年、ラグジュアリー製品や文化の面でトレンドセッターの役割を果たしてきました。自然、弊誌の展開に適しているのです」
特に日本は戦略上、重要だという。「日本をはじめ、アジア市場は質の高いジャーナリズムとクリエイティブなビジョンを高く評価する。印刷物とデジタルコンテンツの両面で、依然ダイナミックな市場です」。「特に日本はデザインとファッション、そして印刷物を重視する傾向が強く、デジタル環境も急速に成長している。弊誌のグローバル展開を実現してくれる理想的な市場」
Mインターナショナルの魅力は、M ル・マガジンの特徴でもある厳格な編集方針とアーティスティックなビジョンを受け継ぐこと。「インスタグラムのおかげで、M ル・マガジンのイメージとストーリーテリングはフランス国外でも強い影響力を持っている。Mインターナショナルの創刊で、読者は我々の質の高いジャーナリズムの全貌を知ることができます」と話すのは、編集長のマリー=ピエール・ラネルロング氏。Mインターナショナルを牽引するのは同氏と、クリエイティブディレクターのジャン=バティスト・タルブルデ氏だ。
また、海外読者のエンゲージメントを強化するため、ル・モンドは隔週のニュースレター『レター・フロム・パリ』も新たに発行。Mインターナショナルとル・モンドの英語版から厳選した記事を掲載する。目指すのは読者によるグローバルコミュニティーの構築で、アジアはデジタル版購読者の成長エリアとして期待する。
創刊号は「フレンチ・タッチ」をテーマとし、2種類の異なる表紙を採用。1つはパリ五輪閉会式のパフォーマンスで国際的注目を集め、シャネルのアンバサダーも務めるベルギー人歌手アンジェルを起用したもの。もう1つは、写真家ルイ・カナダが五輪期間中にパリの街角で撮影したスナップ写真だ。「視覚的にインパクトがあるだけでなく、2つの表紙はMインターナショナルの読み物としての多面性を凝縮している」とラネルング氏。
「英語話者である読者と、世界のデジタル版購読者の着実な増加で、ル・モンドは新たなビジネスチャンスを得ることができた」とドレフュス氏。「Mインターナショナルの創刊はこのタイミングに完璧にマッチしている。1990年代のエルやヴォーグのように、Mル・マガジンを世界的な成功に導いてくれるでしょう」
Mインターナショナルの初版の発行部数は約2万5000部。欧州、米国、アジアの主要都市の高級書店やコンセプトストアで展開される。アジアでは東京、ソウル、台北、香港、シンガポールの主要書店・コンセプトストアで販売。オンラインでも、ル・モンドのブティックサイトからアクセスできる。