不動産・住宅情報サイト運営など数々の事業を手掛けるライフルが今月上旬、間伐材をテーマにした食のイベント「地球料理 -Earth Cuisine-」を開催した。24組の招待客たちが招かれたのは、奥多摩のうっそうとした森の中の野外レストランへ。メニューは、ヒノキとラベンダーのアンフュージョン、樹皮のスナック、土と水のコンソメ、牡蠣のポシェ 杉とローズマリーのニョッキとともに、鳩のロースト 薪仕立て、大地のブランマンジェである。
このプロジェクトの目的は「地球の新たな食材を見つけること」、そして「食べることで森を守ること」だと同社は説明する。
森林の成長過程で密集化する立ち木を間引いた「間伐材」を特別なウッドパウダーに加工し、全ての料理に使用。メニューを手掛けた田村浩二シェフは、開店わずか2カ月でミシュランの星を獲得したことで知られる。
上記のメニューは、同社が千代田区内で運営するライフルテーブルでも、5日間限定で提供される。
地球環境への関心が高い会社として同社を位置づける、興味深い取り組みだ。森林の適切な整備・保全を促し、持続可能性に貢献するという点も評価したい。
では、食材としてその味はどうだったのか? 動画におさめられた招待客の表情から判断すると、だんだんと好きになる味のようだ。
(翻訳・編集:田崎亮子)