オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンは今週、CEOにジャック・ミックル氏が就任すると発表した。前任のトッド・クルッグマン氏は昨年12月に米国に戻り、以降はオグルヴィ・アンド・メイザー・アジア・パシフィックの共同最高経営責任者ケント・ワータイム氏が暫定的にCEOを兼務していた。
ミックル氏はクルッグマン氏と同様にアメリカ人で、2002年から2008年にかけてサーチ&サーチ・ジャパンでマネージングディレクターとして活躍後、さまざまなアジア市場で経験を積んできた。ここ7年ほどは米国で会社を経営していたが、今回の人事で日本に戻ってきた格好だ。
オグルヴィの発表によれば、今後はグループ・ファイナンス・ディレクターの椎名礼雄氏が、チーフ・オペレーティング・オフィサー(COO)としてミックル氏をサポートしていく。就任に際してのミックル氏のコメントは、現段階では入手できていない。
クルッグマン氏はオグルヴィ・ジャパンに在籍した5年間、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのアジャブ・サムライ氏と共に同社を牽引してきた。現在はニューヨークで、オグルヴィ傘下のIBMグローバル・ブランド・サービシズの代表を務めている。
(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳:高野みどり 編集:田崎亮子)