日本の大手旅行会社HISは、航空機に搭乗する際、一流大学である東京大学の女子学生の隣に座れるキャンペーンを新たに打ち出したが、これを取り下げた。
ソーシャル・メディアではこの企画がセクハラにあたるとの厳しい批判が相次ぎ、HISは即時中止に追い込まれた。
このキャンペーンは、抽選で選ばれた5組の旅行客にそれぞれ東京大学の女子学生が同行するというものだった。学部は、工学部2名、理科二類1名、文学部1名、教育学部1名。
日本の報道によれば、この5人はいずれも写真集「東大美女図鑑」のモデル。
HISは、女子学生から専攻分野や旅行の行き先について教わることによって、「機内での時間を有意義に過ごす」ことが企画の狙いだったとしている。
しかし、相次ぐ批判を受けて、キャンペーンは発表当日に中止となり、ウェブサイトから全ての関連情報が削除された。
HISは「不快な思いを感じさせる企画内容で、深くお詫び申し上げます。ご指摘を真摯に受け止め、企画を取り止めました」との謝罪文を出した。