パワーリスト2024 「APACベストマーケター50」 #AuthenticLeaders |
濱松幹昌
グローバルブランドストラテジー&マーケティングエンゲージメント本部 副本部長
日産自動車
初選出
日産自動車でグローバルブランドストラテジー&マーケティングエンゲージメント本部 副本部長を務める濱松幹昌氏が、電気自動車(EV)への移行を牽引するリーダーシップと戦略的手腕を評価され、Campaign Asia-Pacificの「パワーリスト」に初選出された。
TBWAやサーチ&サーチ(Saatchi & Saatchi)といったエージェンシーや、テンピュール・シーリー(Tempur Sealy)など、国境や業界を横断した経歴を持つ濱松氏は、クリエイティビティーと戦略的インサイトの融合が特徴だ。
特に自動車産業が電動化とデジタルインテグレーションへと舵を切る昨今、さまざまな経験を統合し、日産ブランドを世界的な舞台で拡大する役割を担っている。
濱松氏は精度の高いマーケティングと、グーグルやフェイスブックといった大手企業とのパートナーシップを戦略の中枢に据えており、日産のデジタルフットプリントを強化し、データ主導型のインサイトを通じてエンゲージメントを促進している。
電気自動車のフォーミュラカーによるレースシリーズ「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」が2024年に日本で初めて開催され、日産のフォーミュラEチームも参戦。また2030年まで継続して参戦することも発表し、2030年までの電動化計画を力強く推進していく。
濱松氏のビジョンは、日産車にスポットライトが当たった『グランツーリスモ』の公開など、映画の世界にも及ぶ。マンチェスター・シティ・フットボール・クラブとのパートナーシップや、電気自動車で北極から南極までを約9カ月間で走破するという「Pole to Pole」プロジェクト も、革新的なパートナーシップのアプローチの良い例だ。
マーケティングの成功のみならず、濱松氏はDEI(多様性、公平性、包摂性)にも尽力する。障がいを持つ人々のスポーツ活動への参加を支援する「Nissan Possibilities Project」に力を注ぐ他、世界広告主連盟(WFA)のアジア諮問委員会のメンバーとして、アジア太平洋地域のマーケティング業界にも貢献している。
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