* 自動翻訳した記事に、編集を加えています。
ユニリーバのチーフサステナビリティーオフィサーを務めるレベッカ・マーモット氏が、グローバルコミュニケーションとコーポレートアフェアーズの両部門を統括することになった。
フィナンシャル・タイムズ紙によると、同社のハイン・シューマッハCEOは全従業員宛てのEメールで次のように言及。「外部の政策環境が弊社の事業やサステナビリティー目標に与える影響はますます大きくなっている。これを踏まえ、コーポレートアフェアーズと外部コミュニケーション、サステナビリティーを1つのリーダーシップのもとにまとめる決定を下した」
弊誌はこの件に関してユニリーバにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
マーモット氏は同社で17年以上勤務(自身のLinkedInページより)。それ以前はロレアルで広報・渉外の責任者を務めた。
2007年、広報・渉外責任者としてユニリーバに入社。その後はホームケアとパーソナルケアブランドの広報を担当、さらにサステナビリティーとアドボカシー、ポリシー担当の部門が統合されると、同部門のグローバルバイスプレジデントに就任。2019年にはチーフサステナビリティーオフィサーに任命された。
そして今回、同社はサステナビリティー部門と対外業務を担う部門を統合。
これに先立ち、同社のグローバルコミュニケーションを率いたポール・マシューズ氏が昨年12月に退社した。
グローバルコミュニケーションとコーポレートアフェアーズ部門のトップを6年間務めた同氏は、自身のLinkedInページで、「ユニリーバを退社したのは新たな機会を追求するため」であり、「個人的にもキャリアの上でも、新たな挑戦には今が適切」と述べている。
ユニリーバのコミュニケーションチームは、190カ国で展開する400以上のブランドを担う。代表的なものにはベン&ジェリーズ、ダヴ、パーシル、ドメスト、ヴァセリン、ヘルマンズなどがある。
サステナビリティーへの取り組み
2023年にPRWeekが開催した「コーポレート・アンド・パブリックアフェアーズ・サミット」で、マシューズ氏はユニリーバのサステナビリティー戦略について、「当初はブランドパーパスの考え方を誤った」と語った。「今我々は、サステナビリティーとビジネスは両立しないという認識を打ち破ろうとしている。つまり、サステナビリティーを具体的に事業化することに注力しています」
「我々はNGOではなく、企業。サステナビリティーを社会貢献としてではなく、成長要因として捉えねばならない。それが以前との大きな差異であり、この数年掲げている目標でもある」
「以前は、ブランドの成長・成功のために必要な要素を全て切り離してブランドパーパスを語っていた。これは大きな過ちでした。企業として忘れてならないのは、真のイノベーションの実現と適切な価格設定、そして製品を消費者にとって身近なものにすることです」
同年10月、シューマッハ氏は「サステナビリティーへの取り組みを広げすぎていた」とコメント。ユニリーバの全製品を使って「ブランドパーパスを押し付ける戦略を見直す」と表明した。
昨年4月にはESG目標を後退させ、環境活動家たちから批判を浴びた。
同年第1四半期の財務報告書で、シューマッハ氏は方針転換について釈明。「サステナビリティー目標を後退させたわけではない。事業に直接的影響を及ぼす分野により重点を置き、集中的アプローチで大規模な変革を起こす戦略への転換だ」と述べている。