睡眠をサポートする飲料「ノー・アグリー(No Ugly)」が、オリジナルの子守歌をシリーズで公開した。眠りを誘うような歌声だが、歌詞にあるのは「隣のバックパッカーが午前3時に騒いでいる」「仕事にやりがいはなく、上司は嫌な奴」「体の相性は最悪だがセクシーでお金持ちな彼氏と、一生一緒に過ごせるだろうか」と、イライラや不安で眠れなくなりそうなストーリーばかり。制作は、イノセアン・オーストラリア。
広告界の人間が特に共感を覚えそうなのが、「プレゼン資料のフォントはArialだと、メイシーにあれほど何回も言ったのに、なぜTimes New Romanのままなのか。最新のブランドガイドラインを読まなかったのか」という歌詞だろう。
なおキャンペーンの一環として、消費者からの「眠れなくなるようなストーリー」をインスタグラム上で募集中だ。
「頭を切り替えられず、考えを巡らせてしまう」」「同居人のいびきや歯ぎしりが酷い」といった普遍的なものから、「新型コロナウイルスの検査を
し、陰性の結果が届くまでの間」といった、このご時世ならではのエピソードがコメント欄に寄せられている。
(文:田崎亮子)