Ryoko Tasaki
2017年10月06日

電通の違法残業に罰金50万円の判決

業界内外に大きな影響を与えた違法残業事件について、判決が言い渡された。

電通の違法残業に罰金50万円の判決

東京簡易裁判所は10月6日、社員に違法な残業をさせたとして、検察側の求刑通り、電通に罰金50万円の判決を言い渡した。

2015年末に新入社員の高橋まつりさんが過労自殺した件で、東京地方検察庁は7月に労働基準法違反の罪で略式起訴。しかし東京簡易裁判所はこれを「不相当」と判断し、正式裁判が9月より行われていた。

裁判官は、同社内で長時間労働が常態化していたことの刑事責任の重さを批判。一方で、同社が残業禁止などの再発防止策に取り組んでいることついては評価した。

(文:田崎亮子)

提供:
Campaign Japan

関連する記事

併せて読みたい

3 日前

世界マーケティング短信:米司法省がグーグルにChrome売却などを要求

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

2024年11月20日

トランプ再選 テック業界への影響

トランプ新大統領はどのような政策を打ち出すのか。テック企業や広告業界、アジア太平洋地域への影響を考える。

2024年11月20日

誰も教えてくれない、若手クリエイターの人生

競争の激しいエージェンシーの若手クリエイターとして働く著者はこの匿名記事で、ハードワークと挫折、厳しい教訓に満ちた1年を赤裸々に記す。

2024年11月15日

世界マーケティング短信:化石燃料企業との取引がリスクに

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。