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プライバシー保護とパーソナライゼーションのバランス
アップル社がDSP(デマンドサイドプラットフォーム)を設立しようとしているようだとDigidayが報じた。4月に公開された求人情報に「プライバシーを可能な限り重視し、最も洗練されたDSPの設計を推進するシニア·プロダクト·マネジャーを募集している」と記されていたことから明らかになった。このポジションの求人情報は7月と8月にも出されている。
同社はこれまでアドテクの構築には関心がないとみられ、ユーザーのプライバシー保護を強く推し進めてきた。自社データをどのように活用していくのか、そしてOSとブラウザとAppストアをすべて擁する同社が広告主に向けてどのようにサービスを拡充していくのか、今後の動向に注目が集まる。
博報堂とDACが「H+」を発足
博報堂DYホールディングス傘下の博報堂とデジタル·アドバタイジング·コンソーシアム(DAC)が、両社を横断する戦略ネットワーク「H+」(エイチプラス)を発足させた。アジア太平洋地域のグループ各社を率いて、マーケティングやメディアのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していく。H+を率いるのは、バンコクを拠点とする菅沼道彦氏(DAC 執行役員 グローバルビジネス本部 本部長)と宮部裕介氏(博報堂 グローバルマーケティングDX推進局 局長代理 兼 第一グローバルDXグループ グループマネージャー)。
スポーツウェアの動画に、ジェーン·フォンダとジャケル·ナイト
H&Mが、新しいアクティブウェア「H&Mムーブ」のグローバルキャンペーンを公開した。動画に登場するのは、1980年代にワークアウトのビデオを発売した現在84歳のジェーン·フォンダ(女優、活動家)と、ビヨンセやブリトニー·スピアーズを手掛けた振付師ジャケル·ナイト。フィットネス·インストラクターのようにエクササイズを紹介しながら、「体を動かしてきたことで、生涯を通じて健康を維持することができました」、「運動を呼び掛けるこのムーブメントへの参加は、私にとって非常に有意義なこと。どこにいる誰であろうと、年齢に関係なく動き続けることが重要だからです」と、体を動かすことの喜びを語る。企画·制作はジェントル·フォーシズ(GentleForces)。
出会った頃の気持ち、夫婦が催眠術で体験
付き合って10年になる夫婦が、もし出会った頃の気持ちを取り戻したら、お互いのことをどう思うのか――。催眠術によって初心に戻った夫婦の「初対面」の様子を、不二ラテックスのコンドームブランド「SKYN」が動画で公開した。
催眠術をかけられた二人はぎこちなく自己紹介を始め、趣味や性格について語る。また会って話したいかと問われ、二人は頷く。催眠術のことを明かされて戸惑うこの夫婦は、かかっている催眠を解いたのだろうか、それとも……? 企画·制作はウルトラスーパーニュー。
(文:田崎亮子)