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グーグル、1年間で31億件の広告を削除
グーグルは、同社のポリシーに違反した広告を、昨年1年間で約31億件削除したと発表した。その中で最も多いのは「広告ネットワークの不正利用」(8.67億件)だが、COVID-19など「デリケートな事象」に関連したものは9900万件に及ぶ。他にも、アダルトコンテンツやアルコール関連など、制限付きでの配信となった広告は64億件に上る。。
国内外で進む、電通の構造改革
電通ジャパンネットワークは、国内事業の構造改革の一つ「ビジネスフォーメーションの変革」を始動した。その一環として、電通デジタルと電通アイソバーを、電通ダイレクトマーケティングとDAサーチ&リンクを合併する。合併後の社名はそれぞれ「電通デジタル」「電通ダイレクト」。
海外事業についても昨年12月に、160のエージェンシーブランドを2年間で6つに統合することを発表しており、電通インターナショナル傘下のアイプロスペクト(iProspect)とビジウム(Vizeum)の統合は今月末に完了の予定だ。新生アイプロスペクトは、93の主要な市場で8,000人を超える従業員を擁する。
VMLY&Rx Tokyoに藤川哲氏が参画
昨年9月に設立したVMLY&Rxの、シニアクリエイティブディレクターに藤川哲が就任した。同氏はエデルマンやハヴァス・ワールドワイドのクリエイティブディレクターを経て、モメンタム・ワールドワイドのシニアクリエイティブディレクターを務めた。アシックススポーツ工学研究所と共同開発したランニング体験イベントプラットフォームと、日本政府観光局の東日本大震災復興施策で、In2 SABREアワードを2回受賞している。
ナイキ、妊娠中の女性は「最もタフなアスリート」
昨年秋にマタニティーライン「ナイキ エム」を発表したナイキが、妊婦や母親の強さを描く動画を公開した。妊娠中あるいは産後の女性20名が、「最もタフなアスリート」として登場する。制作はワイデン+ケネディ。
マザーグースの悲しい結末で、保険の必要性を訴求
ニュージーランドの生命保険「パートナーズ・ライフ」が、マザーグース(英国の童謡)でおなじみの「3匹の盲目ねずみ」と「ハンプティーダンプティー」をモチーフにした動画を公開した。制作はスペシャルグループ。
3匹の盲目ねずみがしっぽを切られてしまうという物語の続きとして描かれるのは、バランスを失ってしまい働くことができず、保険にも入っていなかったため、ねずみ捕りのチーズに惑わされてしまう。
塀から落ちてしまったハンプティーダンプティーを、王さまの馬も家来も元に戻せなかったというのは知られた話だ。この動画によるとその後、蘇生できずに亡くなる。保険に加入していなかったため、残された妻には莫大な医療費が請求されてしまう。
(文:田崎亮子)