※記事内のリンクは、英語サイトも含みます。
グーグル、2022年に52億件の広告を削除
グーグルが3月末に発表した広告の安全性に関するレポートによると、ユーザー体験を安全かつポジティブなものにするため同社が削除した広告は、52億件(2022年)に上った。2021年は34億件だったため、1年間で18億件増えたことになる。
停止あるいは削除した広告の件数の内訳は、アドネットワーク侵害が13.6億件、商標関連が5.6億件、不実表示に関するポリシー違反が1.4億件、金融サービスに関するポリシー違反が1.9億件など。またデリケートな事象に関するポリシーに基づき、ウクライナでの戦争に関する広告も1700万件以上を停止した。
ペプシがロゴを今年秋から順次変更
ペプシが125周年を記念し、ロゴを変更する。2023年秋に北米で、そして2024年には世界各地で展開する予定だ。最近のロゴではブランド名が細くて白い文字で添えられていたが、新ロゴでは球体の中に黒い太字で記される。
「未来の世代とブランドの伝統を結びつける、新しいブランドアイデンティティーをデザインしました」と語るのは、ペプシコの最高デザイン責任者であるマウロ・ポルチーニ氏。「私たちの特徴ある歴史と現代的な要素を融合させ、未来に対する大胆なビジョンを示しています」。これまでのロゴについては、こちらの記事(英語)で詳しく振り返っている。
電通クリエイティブ、フレッド・レブロン氏の退任を発表
電通グループは、グローバル・チーフ・クリエイティブ・オフィサーのフレッド・レブロン氏が退くことを発表した。声明によると、同社では電通クリエイティブをグローバルに統括する後継者を最終決定する過程にあるとのことだ。
レブロン氏は、電通グループに参画する前はインターパブリック傘下のFCBにてクリエイティブの改革を牽引し、2020年と2021年のカンヌライオンズで同社に「ネットワーク・オブ・ザ・イヤー」をもたらした。2021年11月、電通グループのクリエイティブ分野を包括的に統括し、グループ内のクリエイティブエージェンシーを統率すべく、電通グループに参画。元グローバルCEOのウェンディ・クラーク氏と共に、組織再編に尽力した。クラーク氏の退任後、電通ジャパンネットワークと電通インターナショナルの2事業体制は解消され、グローバルCEOの役割も廃止されている。
「相違の合意により、フレッド・レブロン氏は電通を去ります」とスポークスパーソンはコメントした。「電通の戦略的ビジョンにおいて、クリエイティブはきわめて重要な礎です。電通クリエイティブの変革に対するフレッドのエネルギーと献身に感謝するとともに、次の挑戦での成功を祈っています」。
(文:田崎亮子)