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今年の旧正月は支出増との予測 ミリューインサイト調べ
中華圏の一大イベントである旧正月が、今年は1月22日から始まる。ミリューインサイト(Milieu Insight)がシンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピンの各1,000名を対象に行った調査によると、今年は昨年よりも支出が増えると約半数(54%)が予測しているという。
多くの国では旧正月期間中も国内で祝うという回答が大半を占めたが、シンガポールでは約1割が海外旅行に出かける予定だという。最も人気のアクティビティーは国内旅行/ステイケーションで、地域全体では43%、特にタイでは66%に上る。他に人気が高かったのは、映画(42%)とストリーミングサービス(32%)だった。
ファッション関連の支出をみると、シンガポールとマレーシアの消費者は対面販売を好む一方で、フィリピンの消費者はECサイトでのオンライン購入を支持。地域全体では実店舗(53%)、マーケットプレイス型ECサイト(28%)、ブランドや小売業のウェブサイトやアプリ(18%)との結果だった。
H&Mのリサイクルシステムを、メタバース空間でも
アパレル大手のH&Mが、オンラインゲームのプラットフォーム「ロブロックス(Roblox)」で、メタバース空間「ループトピア(Loooptopia)」を公開した。ミニゲームやイベントに参加してアバターの衣服のデザインや色などを集め、カスタマイズできる。
同社は以前からリサイクルシステム「ループ(Looop)」を展開しており、今回のループトピアにもその発想が取り入れられている。例えば、古いアイテムをリサイクルすることでレアアイテムを入手したり、アバター同士で交換することも可能だ。
同社で顧客アクティベーションとマーケティングの米国担当責任者を務めるリンダ・リー氏は「H&Mの衣服やアクセサリーを買って身に着ける人々は、以前にも増して仮想空間やデジタルの世界で時間を過ごすようになっています」と語る。ループトピアが顧客との新たな形でのエンゲージメント構築につながると考えており、急成長中の仮想空間やAR(拡張現実)との関わり方を今後も模索していくと述べた。
カンヌライオンズ、2023年度の審査委員長を発表
カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルの、2023年度の審査委員長がこのたび発表された。合計29名の審査委員長のうち、アジア太平洋地域からは電通の八木義博氏(インダストリークラフト部門)など3名が選ばれた。開催期間は6月19~23日を予定している。詳しくはこちら(英語)。
マッキャン・ワールドグループECDに石原和氏
マッキャン・ワールドグループのECD(エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター)に、石原和氏が就任した。同氏はクリエイティブに20年以上携わり、日本ならびに米ニューヨークで世界有数のブランドを担当してきた。リレーションシップ・マーケティングを専門とするMRM(マッキャン・ワールドグループ傘下)に2019年に入社し、ECDを務めた。
今後はMRMでの職務に加え、マッキャンエリクソンやクラフトのクリエイティブチームを統括し、グループ全体のコラボレーションと統合を進め、アジア地域およびグローバルとの連携を強化していく。
(文:田崎亮子)