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電通ら3社、次世代教育開発の新会社を設立
電通、TBS、エデュソルの3社は、次世代教育を開発する新会社「スコップ」を設立し、来年4月から小学生を対象に「SCHOP SCHOOL(スコップ・スクール)」をオンライン開校する予定だ。さまざまな領域でクリエイティビティーを発揮するプロフェッショナル達が講師となり、課題解決で培ったクリエイティブ領域の知見を活かして、子どもの創造力を育む。また来春の開校に先駆け、短期プログラムを今月実施する。
プラットフォーム大手の広告事業が好調
巨大プラットフォーム企業の7~9月期の四半期決算発表が先日行われた。
- アルファベット(グーグルの親会社)は売上461.7億米ドル(前年同期比14%増)、純利益112.5億米ドル(同59%増)。特に広告事業は、検索広告関連は263.4億米ドル(同6%増)、ユーチューブ広告は50.4億米ドル(同32%増)と好調だった。
- アマゾンは売上961.5億米ドル(同37%増)、純利益63.3億米ドル(同196%増)と約3倍に伸びた。この成長に貢献したアマゾンウェブサービス(AWS)の売上は116億米ドル(同29%増)。主に広告からなる「その他」分野も、売上54億米ドル(同49%増)と大きく成長した。
- フェイスブックは売上214.7億米ドル(同22%増)、純利益78.5億米ドル(同29%増)。全体の98.8%を占める広告の利益は、212.2億米ドル(同22%増)であった。
- ツイッターは売上9.3億米ドル(同14%増)、純利益2,866万米ドル(同22%減)。広告売上は8.1億米ドル(同15%増)だった。売上高を地域別にみていくと、米国は5.1億米ドル(同10%増)、米国外は4.2億米ドル(同18%増)で、同社にとって2番目に大きな市場である日本は売上1.3億米ドル(同3%増)だった。
WPPのニーシュ氏が退職
WPPのスチュアート・ニーシュ氏が同社を10月末に退職していたことが明らかになった。同氏は1994年にWPPに参画後、ジェイ・ウォルター・トンプソン、ワンダーマン、ヤング&ルビカムで財務ディレクターを務め、2005年よりWPPのアジア太平洋地域ディレクターに就任。2018年3月にADKが非上場化するまでは、取締役も務めていた。リンクトインに投稿された退職のお知らせには「1994年にロンドンのバークレースクエアで始まり、途中に香港とシンガポールを経て東京で締めくくった約27年間の旅は素晴らしいものでした…退屈な瞬間は全くありませんでした!」と記されている。
スマートフォンで購入もできる超小型ディーラー
フォルクスワーゲンは豪州で新型SUVを体験できる「世界最小のディーラー」を作成した。精巧に作られた店舗の模型に添えられたQRコードを読み込むと、AR(拡張現実)で自動車の外観や特徴を確認できる。また、車体の色やオプションを画面から選んで、注文することも可能だ。企画・制作はDDBシドニー。
【お知らせ】
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(文:田崎亮子)