1. ランジェリーブランドが人工知能を登用し、広告会社と決別へ
米ランジェリーブランド「コサベラ」が人工知能「アルバート」をマーケティングに活用したことを取り上げた、この記事が圧倒的な人気を集めた。コサベラのマーケティングディレクターは、同社を担当していた広告会社は「本当にとても良い方々でした」と振り返る。しかし広告の費用対効果は導入3ヶ月目までに3倍以上に向上し、新規ユーザー数は第4四半期の間に30%増という効果を目の当たりにし、「もはやこの仕事を人間に頼みたいとは思いません」と語った。
2. 人工知能がドールのフルーツカクテル缶を売り切る
「アルバート」は次にフィリピンで、フルーツカクテル缶の販売促進を後押し。ドールのマーケティング担当はCampaignの取材に対し、「従来からの手法を根本から変えることになると思う」と語っている。
3. 「フォトジェニック消費」を牽引するミレニアル世代の女性たち
インスタグラムのコンテンツに対する20代女性の飽くなき欲求は、ブランドや商品をどのように訴求すればよいのかを示唆してくれる。インスタグラムによって情報行動や消費行動が大きく変わったことを、博報堂のミレニアル女性による分析が明らかにした。
4. 広告業界で活躍してきたディレクターが、広告から離れた理由
不当なまでのプレッシャーと、ますます混迷の度を深める業界の動向に、広告に携わる多くの人が他のキャリアを考えるのも無理はない。広告の世界で20年以上にわたって経験を積んだディレクターが、業界を去ることを決めた理由に、共感した人が多いのも納得がいく。
5. 広告会社トップにとって脅威となる予測
アクセンチュアのような大手コンサルティング会社やIT企業は、広告会社トップにとって脅威であり続け、マーケターたちの関心を集めている。そのため、「広告界の“ビッグ6”のうち1社が、5年以内に買収されるだろう」とするM&A専門家の予測が、注目を集めることとなった。
(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:田崎亮子)