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ユーチューブ、ショート動画のクリエイターに広告収入の分配へ
ユーチューブは、ショート動画によって同社が得た広告収入の45%をショート動画クリエイターに分配すると発表した。各クリエイターへの分配額は、ショート動画の視聴回数に応じて決定される。ユーチューブで広告収入を得るためには、チャンネル登録者数1,000名以上ならびに年間再生時間4,000時間以上が条件だったが、新たにショート動画の再生回数が90日間で1,000万回に達すれば条件を満たすようになる。
「ショート動画への収益分配がこれだけ大規模に提供されるのは、あらゆるプラットフォームにおいて初めてのことです」と語るのはユーチューブの最高プロダクト責任者のニール・モハン氏。同社は2021年にも、ショート動画クリエイターに分配するため1億米ドルの基金を立ち上げ、報奨金を提供している。
PR業界も気候変動を助長 グテーレス国連事務総長
ニューヨークで開催された国連総会でアントニオ・グテーレス事務総長が演説を行い、気候変動は「汚染者が費用を負担すべきもの」で、その汚染者には化石燃料産業や、彼らに投資する金融機関、さらには「化石燃料産業への監視を妨げることで巨額を稼ぐ」PR産業も含まれると述べた。
「数十年前にタバコ産業に対して行ったのと同様に、ロビイストやスピンドクター(情報操作に長けた専門家)が有害な誤情報をまき散らしています」。化石燃料産業の「棚ぼた利益」に課税すること、そしてその資金を気候変動がもたらした損害に苦しむ国々や、食料やエネルギーの価格高騰に苦しむ人々のために使ってほしいと先進国に呼び掛けた。
ピュブリシスAPACのCEOにジェーン・リンバーデン氏
ピュブリシス・グループの北アジアCEOを務めるジェーン・リンバーデン氏が、アジア太平洋(APAC)CEOに就任する。同氏はアイソバーで中国やAPACのCEOを歴任し、2018年にピュブリシスに参画した。
これまでAPAC担当CEOを務めてきたロリス・ノルド氏は、欧州・中東・アフリカ(EMEA)担当のCEOとなり、両氏ともピュブリシス・グループのチェアマン兼CEOであるアーサー・サドーン氏の直属となる。2026年に100周年を迎える同グループでは「次の世紀に備える」ため、他にも幹部クラスの異動が発表されている。
親切なプレーヤーが勝つオンラインゲーム
オンラインゲームでのいじめを経験した人は約半数に上るとの調査結果がある。日本でもネットいじめを経験したことのある高校生の約半数がオンラインゲームでいじめを受けたという。ゲームに熱中するうちに暴言を吐いたり、ヒートアップしてしまうとのことだ。
このようなネットいじめの問題に取り組むべく、豪州の団体「プロジェクト・ロキット(Project Rockit)」はDDBグループと共に、最も親切だったプレーヤーに賞金を与えるイベントを開催した。バトルロイヤル系ゲーム「フォートナイト(Fortnite)」で今月初めに開催された「カインド・ロイヤル(Kind Royale)」には80名超のゲーマーが参加し、1,150万人のファンに向けてストリーミング配信を実施。このイベントで賞金を獲得するにはビクトリー・ロイヤル(最後まで生き残ること)の達成だけではなく、プレー中のポジティブな言動も求められるという仕組みになっている。