ジオメトリー・グローバルはアンドレアス・モエルマン氏を、チーフ・ストラテジー・オフィサーならびにデジタル部門の責任者として迎えた。CEO/職務執行者の太田一郎氏の直属となる。
モエルマン氏は、ベルリンに拠点を置くエージェンシー「アントニ」から、WPP傘下のジオメトリー・グローバル(オフィスはオグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンの隣)へと移ってきた。就任するポジションはこのたび新設されたもので、デジタル領域でのイノベーションに注力していく。広報担当によると、同氏の就任は事業の急成長に伴うものだという。
同氏は1月22日発表のプレスリリース内で「商品の差別化特性が失われコモディティ化が進む中、顧客のブランド体験価値の向上は、商品のプレミアム性を高めると共に、ビジネスでの成功においても最重要事項となっています」とコメントしている。
前職のアントニでは、メルセデスベンツが自動車メーカーからモビリティサービス事業者へと変革を遂げるプロセスに、ヘッド オブ ストラテジーとして尽力。販売台数が減少傾向の中で、同様の変革を急ぐメーカーは多い。
同氏はこれまでサーチ&サーチ、BBDO、DDB、アイソバー、サピエントニューロなどで勤務。ロンドン、アムステルダム、香港、上海で経験を積み、最近はベルリンで勤務していた。
(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:田崎亮子)
2018年1月23日
ジオメトリー・グローバルに、戦略とデジタルの責任者が就任
熟練したストラテジストを、ベルリンから招き入れる。
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