今年のスパイクスアジア(Spikes Asia Festival of Creativity)は新たな要素を加え、10月14日から16日にかけてシンガポールのマリーナベイサンズで開催される。3日間の期間中には様々なパーティーやセミナー、ネットワーキングイベントが行われる予定。
大会ディレクターのジョー・プロス氏は、「クリエイティブを標榜するコミュニケーション業界にとって、スパイクスアジアはアジアで最も権威あるイベント。次のレベルに引き上げるため、今回の改革は有意義」と話す。
「今年はコンテンツやコンペ、審査といった全ての催しを一つの会場で行うだけでなく、新たなプログラムやネットワーキングプラットフォームも実施します。昨年から始めた CMOのための『CMO Growth Council』や、女性クリエイターのための『See It Be It』のようなプログラムと言っていいでしょう」
「アジア太平洋地域で最大級のクリエイティブフェスティバルは、新しい成長の時代に入る。未来に向けた新たな計画を発表できることに、大きな興奮を覚えます」。
コロナウイルスへの備え
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大については、このように語る。「スパイクスアジア は引き続き公衆衛生機関、特にシンガポール政府と密接に連携しながら事態を注視していきます。我々の思いは、常に感染者の方々とともにある。目下のところ、開催は10月14日から16日にかけて。安全と成功が確保できるよう、顧客やスポンサー、そして幅広い業界と密に協働していきます。我々の最優先事項が顧客と従業員の健康と安全であることに変わりはありません」。
会場の変更に伴い、セミナーや審査、会議、コンペ、さらにはエグゼクティブ向けの特別教育プログラムなどを行う「ハブ」のスペースも設置する予定だ。クライマックスとなる授賞式やその後のパーティーも、マリーナベイサンズで行われる。
また、参加者には無料のランチや飲み物を提供し、イベントの体験面を強化。さらに、若手クリエイターと業界企業幹部とがネットワーキングを図れるスペースも拡張する。
最優秀作品は、最終選考に残った作品とともに主要なエキシビションで展示される予定。
参加者・団体の受付は4月16日より。申請はwww.spikes.asiaから。
(文: Campaign Asia-Pacific編集部 翻訳・編集:水野龍哉)