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アジアの消費者が求めるのは、多様性の真正な表現
広告の中に人的多様性が描かれるようになったが、アジア太平洋地域の消費者の84%が満足していないことが、ゲッティ イメージズの調査で明らかになった。この数字はグローバル平均(79%)よりも高い。また、世代間での大きな差は見られなかった。
「広告やマーケティングで真正な多様性を描くことは、社会的に必要不可欠であるだけでなく、最終的には利益にもつながるということは、ブランドにとって重要なポイントです」と語るのは、同社クリエイティブ・リサーチ・プロジェクト・マネージャーのペトラ・オハロラン氏。「10人中7人の女性が、自分たちがメディアや広告に表現されていると感じていません。有色人種が登場する広告のうち、肌の色以上にきちんと文化のことを表現しているものは、わずか15%。4人に1人が何らかの障害を持っているにも関わらず、広告にそのことが描かれているものは1%にも満たないのです」
ティックトック米国CEOが辞任
ティックトック(TikTok)米国法人のケビン・メイヤーCEOが辞任することが、26日に明らかになった。同氏は6月に就任したばかりで、わずか3カ月弱での辞任となる。社内宛てのメモには「ここ数週間で政治環境が激変する中、必要となる企業構造の改革とは何か、そしてそれが私のグローバルでの役割において何を意味するのか、よく考えました」と記されていた。
トランプ米大統領は今月初旬、ティックトックの米国事業買収を求め、成立しなければ運営停止にするとの大統領令に署名。これに対し、同社は米政府を提訴している。
アップルのiOS14導入で、フェイスブックの広告事業に大打撃
フェイスブックは26日、アップルが近々導入するiOS 14のプライバシー保護機能の強化を受けて、このOSの搭載端末からはデータ収集をやめると発表した。パブリッシャーと広告主に対し、同社の「オーディエンス・ネットワーク」を用いたターゲット広告は、ターゲティングの精度が著しく低くなる可能性がある。オーディエンス・ネットワークの売上高は5割以上減る可能性もある。
コロナ禍のクリスマス商戦
ペルノ・リカールは、英国で今年のクリスマス休暇に展開する施策を発表した。ロックダウン期には接客サービス業を対象に、スピリッツに関するトレーニングコースをオンラインで無料公開したが、COVID-19の影響はこの冬までは続くと予測し、クリスマス期にも実施する。自宅でカクテルを楽しむことができるパーティーパッケージも予約販売する。
また、人々の衛生への関心が高まっていることを考慮し、同社はメニューをスマートフォンで閲覧できるQRコードや、ソーシャルメディア用のテンプレートといったデジタル面の支援を行う。バー再開時に工夫できることや注意点などについてまとめたガイドブックもオンライン上で公開している。
アップルストア、新店舗は水に浮かぶ巨大な球体
アップルは近日中に、シンガポールで3つめの店舗をマリーナ・ベイ・サンズにオープンする。湾に浮く球体が店舗で、水の上に浮かぶアップルストアは世界初。
(文:田崎亮子)