米投資ファンドのベインキャピタルは、アサツーディ・ケイ(ADK)を最大約1517億円(約13.5億米ドル)で買収する。
TOBが成立すれば、広告界3位のADKは上場廃止となる。
ただし、ADK株の24.96%を保有するWPPグループが、今回の買収に何らかの対抗策を講じるのではないかと、フィナンシャルタイムズは報じている。
ADKは、デジタル&データ領域の拡大やグローバル展開など大胆な改革を進めていくにあたり最善の選択であるとの判断から、ベインキャピタルによるTOBを受け入れた。グローバル展開に力を入れてきたADKは2015年、「ADKグローバル」というセクターを立ち上げている。
(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:田崎亮子)