AKQA東京オフィスのマネージングディレクターを2年間務めたバッソー陽一郎氏が、同社を去った。Campaignが把握するところによると、同社のオペレーションやデリバリーを担当するエグゼクティブディレクター、澤井愛佳氏が後任となる。バッソー氏がAKQA退職後に何をするのかは、明らかにされていない。
Campaignが同社マネジメント層交代の第一報を今週初めに公開後、ブライアン・ベラ氏(アジア太平洋地域のマネージングパートナー)が「澤井氏は我々のチームや市場を、誰よりもよく理解している」とメールでコメントした。
澤井氏は7年前、ナイキのアカウントマネジャーとしてAKQAに参画。当時、同社の価値観や「意味のあるイノベーションへのコミットメント」に魅了されたという。同氏はマネージングディレクターとして「経歴や民族性、ジェンダーを問わず、才能あふれる意欲的な人材のための真にクリエイティブで、イノベーティブなスタジオを実現すること」を目指してきたと語る。
バッソー氏は2017年にAKQA参画。その前はサンフランシスコで、ウーバーのシニアマーケティング職に就いていた。
AKQA東京オフィスは昨年、設立以来もっとも成功を収めた年であった。ネットフリックス、アマゾン、ライオン、エヴィアンといった新規事業が、2桁成長を牽引した。
(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:田崎亮子)
この記事は、AKQAのコメントを追加するため一部改訂した。